挨拶はコミュニケーションの構築に重要!

看護師にとって、身につけた医療技術を駆使して治療を行うことは重要だ。
それ以外でも、職場で医師や患者と上手くコミュニケーションを取ることも、治療と同等の重要性があると言えるだろう。

看護師は医師の指示に従って診療を補助する立場なので、医師とのコミュニケーションが図れないと、診療に支障をきたしてしまう。
そのため、医師からの信頼を得ることは非常に重要で、出勤時からきちんと挨拶することが欠かせない。

日頃から日常会話で明確な返答ができる看護師は、医師からの信頼も得やすい。常に明快な挨拶や応答ができる看護師には、指示も出した後理解されたかどうか医師が確認しやすいのだ。

患者に対してもこまめに挨拶できる看護師は、患者からも信頼を得やすいだろう。
特に初診の患者は、傷病に対する辛さと環境への不慣れから不安を抱えているので看護師から声をかけてもらえると安心して受診できる。

クリニックに来院した際に、看護師から挨拶が無かったり形ばかりの挨拶しかないと、患者は診療に対しても不安を抱いてしまうだろう。
患者と接する場面が一番多い看護師がどのように患者に接するかが、クリニックの評判に直結すると言っても過言ではない。

診療を終えてクリニックを去る際に、看護師から「お大事に」や「気を付けて」と声かけしてもらうだけで、患者が受ける印象は違う。
ただし、患者を見ることなく、機械的に言葉を発するだけでは、ほとんど意味が無い。

傷病が治って身体機能が回復さえすれば良いと考える患者であっても、看護師から気持ちの良い挨拶をしてもらうと気分が良いだろう。
特に、心療内科や精神科など心の病を抱える患者が訪れる診療科では、看護師の挨拶が重要な意味を持つ。